パコトゥ税関は新疆ウイグル自治区塔城市の管轄下にあり、東経82º48′、北緯46º41′、塔城市までは17キロ、ウルムチまでは621キロ。カザフスタン・トンハ州に面しており、カザフスタン側の税関まで800メートル、マカンツ市まで60キロ、セミパラチンスク首府まで700キロ。
パコトゥ税関には、すでに200年の通商の歴史があり、中国西部から中央アジア及びヨーロッパへの交通要所である。1990年10月、税関が復旧し、臨時貨物の通過のために開放された。1992年8月、中国、カザフスタン両国政府の合意により、同税関を第3国向けに開放する国際貨物流通の中継地としての地位を与えた。中国国務院の許可を経て、1995年7月1日、パコトゥ税関は正式に対外開放した。パコトゥ税関は通年通関手続きを行っている税関で、年間貨物20万トン、旅客10万人の通関が可能。
現在、パコトゥ税関には、3040平方メートルの商品検査ホール、100万トンの貨物貯蔵倉庫、基盤施設が整っている。それとともに、塔城市からカザフスタンのアヤクツ市とウカ市に向かう国際旅客列車も開通している。2002年におけるパコトゥ税関経由の出入国人数は1.72万人、通関貨物は8万トンに達している。
「チャイナネット」2004年11月23日