トゥラタ税関は新疆ウイグル自治区のイリカザフ自治州チャプチャルシボ自治県の管轄下にある。向かい側はカザフスタン・アルマイト州チョンツァ区で、カザフスタンのコルツァト税関がある。1992年8月、中国、カザフスタン両国政府の合意により、トゥラタ税関が開設されることとなった。1994年3月、中国国務院の許可を経て、同税関は対外開放され、同税関では年間貨物20万トン以上、旅客15万人が通関することができる。
トゥラタ税関において中国税関総署と新疆ウイグル自治区の許可で、1999年9月26日に国境貿易市場が開設された。市場はチャプチャルシボ自治県県都までは約50キロ、伊寧市までは63キロ、アルマイト市までは250キロ、カザフスタン側のコルツァト税関まではわずか3.8キロ、アルマイトまではほかの税関より100キロ近くなっている。市場の敷地面積は11.9平方メートルで、倉庫、駐車場、通関検査施設及び閉鎖式管理の市場が完成し、国境貿易がすでに行われている。2002年、トゥラタ税関経由の出入国人数は6200人、通関車両は3100台、通関貨物量は2.4万トンに達した。
「チャイナネット」2004年11月23日