ホンチラフ陸運(道路)税関

ホンチラフ税関はカシュガル地区タシュクルカン・タジク自治県の管轄下にあり、東経75º33′、北緯37º02′、県都までは130キロ、カシュガル市までは420キロ、ウルムチまでは1890キロ。向かい側はパキスタンのスウスト税関で、中国側税関までは125キロ、パキスタン北部地区のグルジトまでは270キロ、パキスタンの首都イスラマバードまでは870キロ。

ホンチラフ税関は、1000年以上も前から、すでに著名なシルクロードの要所の一つであった。歴史上、ここは中国と南西アジア及びヨーロッパの経済、文化交流の重要なルートであった。1982年8月27日以来、中国西部から中央アジア及びヨーロッパへの交通要所ともなっている。1990年10月、税関が復旧され、臨時貨物の通関のために開放された。1992年8月、中国国務院の認可を経て、税関が開設された。1986年5月1日、同税関は第3国に対しても開放されることとなった。ホンチラフ税関では、年間貨物5万トン、旅客5万人の通関が可能。

気候の原因で、ホンチラフは、季節的な税関となっており、毎年5月1日から10月31日まで、観光客に開放して、団体観光客の出入国手続きを行っており、少人数の観光客に限って、11月30日まで出入国手続きを行っている。12月1日から翌年の4月30日までは、中国、パキスタン両国の郵政、貿易関係者及び特別に許可された人以外は、通関できないこととなっている。ホンチラフ税関は、旅客の通関と貨物の通関の二つの機能を持つものであり、現在、団体観光客を中心に出入国手続きを行っている。税関のオープンの期間、パキスタン側税関との間で双方向で旅客列車が運行されている。

現在、ホンチラフ税関においては、通関検査ホールなどの業務用施設が1万平方メートルに達し、水、電気、暖房、通信、道路などの関連設備も整っており、税関の管理、通関検査と税関職員の日常生活などの需要に対応できる。ホンチラフ税関のオープン以来、世界の100以上の国と地域からの56万人余りの旅客の通関業務を扱ってきた。2002年には、同税関の出入国人数は1.6万人、車両通関は5500台、貨物通関は3万トンに達した。貿易方式も過去の単一のバーター取引から信用状取引、外貨現金取引、輸出貨物手形取引などへと変った。ホンチラフ税関のオープンは、カシュガル地区の観光、貿易、商業、運輸など関連産業の発展を大いに促進している。

「チャイナネット」20041123


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