ウルムチ国際空港(空運)税関

ウルムチ国際空港税関は、ウルムチ市北西部の郊外に位置しており、市内までは16キロ、中国から中央アジア、西アジア、ヨーロッパ、アフリカへ通じる国際航空ルートの中心であり、1973年に対外的に開放され、中国の5つの窓口空港の1つである。

ウルムチ市は、新疆ウイグル自治区の区都で、自治区の経済、政治、文化の中心であり、将来中国西部地区の国際商業・貿易の中心なると見られている。

ウルムチ空港は1935年に着工され、数回の改築を経て、とくに新疆ウイグル自治区の対外開放及び経済発展の需要に応じて、1994年に中国政府の認可を得て、投資総額19.53億元のウルムチ国際空港の改築、拡張工事が着工した。拡張後の飛行区域は4E級のレベルに達し、新たに建設された滑走路は長さ3600メートル、幅は45メートル、古い滑走路も同時に改築された。西エプロンは56715平方メートルで、9つの大型・中型機のためのスペースがあり、東エプロンは51675平方メートルで、9つの大型・中型機のためのスペースがある。そして、ボーイング747-300型機、MD-11型機など大型飛行機の利用が可能。面積が5653平方メートル、高さ47メートルの新航空管制塔もつくられ、内部は先進的な設備が整っている。新空港ターミナルの面積は47800平方メートルで、旧空港ターミナル面積の5倍である。

新疆航空公司には、さまざまの航空機が21機もあり、そのなかにはボーイング737-300型、ボーイング757型などの大型機が含まれ、総積載量は4310トン、座席総数は3397に達し、国内と国際のフライト便が運行している。現在、新疆航空公司は61の路線に就航しており、ウルムチを中心に国内と国際の49の大都市及び自治区内の12地区、州、市へアクセスする航空ネットワークが形成されている。国際線には、北京―ウルムチーサカーイスタンプール、ウルムチーアルマトイ、ウルムチービシュケイク、ウルムチートシュケント、ウルムチーノボシビリスク路線があり、ウルムチーモスクワ、ウルムチーイスラマバード路線が計画中であり、ウルムチー香港間の旅行専用機も投入された。

10年来、新疆航空の旅客、貨物輸送はともに大幅な伸びを示し、旅客輸送量は1990年の56.55万人から2002年の172万人となり、貨物輸送は0.8万トンから3.5万トンとなった。その中で通関旅客は0.5万人から16.2万人となった。新疆ウイグル自治区の航空事業と空運税関の発展は、中国の全方位の対外開放、国際経済、技術協力の拡充、内陸部と国境地帯の経済、文化交流の深化、新疆ウイグル自治区の経済及び社会の発展の面で重要な役割を果たすものと見られる。

「チャイナネット」20041123


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