当面、中国で開設されているオンライン教育のテストケースの大学は最初の4ヶ所から68ヶ所、専攻科目は9つから153に増え、在学者数は250万人を数えるに至った。今日のオンライン大学の学生の構成、サービス・管理および学生のニーズから見れば、オンライン大学は往年と違うものとなっている。
近年、オンライン大学の学生は最初の在職しながら勉強していた職員・従業員たちからホワイトカラー、給与生活者、在学大学生、教師、軍人へと拡大し、多くの層からなる多様化した形をなすに至った。例えば、数多くの小学校の英語教師は自らの知識レベルを向上させるためにオンライン教育システムを選び、職業高校の卒業生は引き続き勉強し、求職の際の競争力を引き上げるためにオンライン教育を選択している。
オンライン大学のサービス・管理が規範化。このほど、中国教育部は「2005年から、全国的範囲の68ヶ所のオンライン大学の一部公共課程で全国統一の試験を行う」ことを決め、さらにオンライン教育に対して年ごとに品質評価を行うことになった。長期的発展という試練のもとで、オンライン大学は自らの管理を強化し、学生たちへのサービスをより充実させ、教学の質を引き上げることに全力を尽くすことになった。
選択も合理的に。オンライン教育がスタートした際、多くの人たちがどっと押し寄せ、オンライン教育に対する理性的な考え方や認識がまだ欠けていたが、しかし今や、オンライン大学の教師陣にしても学生たちにしても、オンライン教育について冷静に考えて判断していることになっている。北京外国語大学オンライン学院の顧曰国副院長は「オンライン教育は『ネット時代の個性のある教育』として位置づけるべきだ。オンライン教育を学歴取得のための教育か、学歴所得のためではない教育か、分割してはならない。それぞれの大学は教学の位置づけ、目標および社会のニーズに適応するオンライン教育のやり方と段取りを確立しなければならない」と語っている。
「チャイナネット」 2004/11/23