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税関の知財保護強化進む PS2ソフトなどを押収

中国各地の税関はこのほど、輸出入時における知的財産権保護の強化により、相次いで権利侵害製品を摘発した。税関総署がこのほど明らかにした。

遼寧省の大連空港では11日、東京行きのCA951便の貨物検査中に、ロレックス、ロンジン、ラドーなどブランド高級時計の模造品112点を発見、押収した。

厦門(アモイ)税関郵便局内事務所はこのほど、国外への郵便物2件の中の電子部品を検査したところ、ゲーム機「プレイステーション2(PS2)」用のゲームソフト629点が見つかった。PS2の商標を所有するソニー・コンピュータエンターテインメントの担当者が10日、厦門税関でこのソフトを鑑定したところ、ソニー側に無断で登録商標を使用し、商標専用権を侵害していることが分かり、ソニーは商標保護を申請している。

上海税関は10月14日、特許権侵害の疑いで415万元相当のコンテナを差し押さえた。上海税関が特許権侵害の疑いのある商品を押収したのはこれが初めて。権利侵害の新型コンテナの摘発も初だった。

中国税関は1994年9月以降、輸出入の段階で実施された知的財産権の保護措置は1万件を超える。権利侵害商品の摘発は4千件以上で、押収した商品の被害額は約6億元。

「人民網日本語版」2004年11月23日

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