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新疆ウイグル自治区、21世紀最初の電化鉄道プロジェクトが始動

伝えられるところによると、新疆ウイグル自治区の精河-イニン-ホルゴス間の鉄道がこのほどイニン市で着工した。これは21世紀において新疆ウイグル自治区でつくられる最初の電化鉄道である。

精河-イニン-ホルゴス鉄道は全長286キロメートルで、投資総額は60億元にのぼり、2008年に竣工する予定。同鉄道は、蘭新線の西端の精河から始まり、天山を通り抜けてイリ渓谷に入って、ニルク県、イニン県、イニン市と霍城県を経由して、最後にホルゴス国境税関に到着し、沿線には計17の駅が設けられる。精河-イニン-ホルゴス鉄道が天山を通り抜ける距離は約90キロメートルにのぼり、難工事はこの区間である、といわれている。

鉄道設計者によると、天山を通り抜ける区間は地質、地形が複雑で常に変化しており、冬は雪による被害が多発している。この区間の鉄道はほとんど橋とトンネルで連なり、そのうち最も長いトンネルは13.6キロメートルにも達し、現在中国の鉄道トンネルの中で3位となる。

このほど、イニン市で行われた精河-イニン-ホルゴス鉄道の起工式で新疆ウイグル自治区主席のスマイ・テリワリ氏は、同鉄道の建設はイリ地区のインフラの改善、対外開放のレベルアップ、鉄道沿線各民族の人々の生活の向上、各民族間の団結を強め、中国国境を打ち固め、経済と社会の発展を促すうえで、極めて重要かつ深遠な影響を及ぼすことになろうと語った。

「チャイナネット」2004年11月29日

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