葫蘆笙は、イ族、タイ族、ヌー族、ナーシー族、ラフ族などの民族のリードのついた楽器である。この楽器は早くも前漢の頃に現れ、唐の時代にもあったという記録が残っている。
葫蘆笙は小さい葫蘆(ヒョウタン)の中身を取り出してそれを共鳴箱とし、上には竹筒を若干差し込み、いずれの竹筒の根部には銅製や竹質のリードがついており、管の下端に穴が一つある。演奏の際、管の穴を指で押さえ、口でヒョウタンの細い端を吹く。葫蘆笙は音色がソフトで、音量は小さい。
葫蘆笙は独奏、合奏や舞曲の伴奏に使われている。
「チャイナネット」2004年12月