中国の古いリードのようなもののある管楽器で、昔は篳篥と呼ばれ、隋(紀元581―618年)の時代に新疆から中国の他の地域に伝えられた。

今は民間では一般に管と呼ばれ、中国の南北各地で使われ、主に民間の鼓吹楽や宗教音楽に用いられている。

管は木製で、八つの穴(前に7後ろに1)がある。管の口にはアシの呼子笛が差しはさまれ、二つのリードがある。管の音色は甲高く、中国北部の管楽団ではよく音頭をとる役割を果たしている。建国後、管の製作と吹奏技法はかなり進歩をとげた。改造後の管は、音域がひろがり2組と六つの音を増し、鍵付きの管は12の半音を演奏することができ、合奏と独奏の中で更に大きな役割が果たせるようになった。現在楽団でよく使われているのは中音管、低音管、鍵付きの管などである。

管の種類は主に単管(大、中、小の三種類がある)、双管、喉管の三種類がある。単管は音色がわりに清らかであるのに対し、双管は2本の同音調の管を並べてかわるがわるで吹奏し、管は細くて、2本の管は固着してもしなくてもよく、音色は単管よりはソフトで、よく独奏や合奏に用いられる。喉管は管が細長く、音色がソフトで、深みがあり、ふくよかさもある。

「チャイナネット」2004年12月