中国政府の衛生部門が行った最新調査により、性的に活発な時期にある同性愛者の中国人男性のエイズ感染率が約1.35％に達したことがわかった。中国では近年、男性の同性愛者に対するエイズ対策が進んでいる。中国の衛生当局はこのほど、同性愛者とエイズ感染に関するデータを始めて公表した。

同調査によると、性的に活発な時期にある中国人男性のうち、同性愛者の割合は2～4％。つまり、中国には500万～1千万人の男性の同性愛者がいるとみられる。

中国疾病予防抑制センター性病エイズ予防抑制センター流行病学室の呂繁主任によると、男性の同性愛者のエイズ感染率は、中国でエイズ感染のハイリスクグループの中で2番目の高さだ。最も感染リスクが高いとされるのは薬物使用。広東省疾病予防抑制センターエイズ予防治療研究所は、広州地域の男性の同性愛者に関する研究を進めており、男性の同性愛者数十人が調査に参加している。

「人民網日本語版」2004年12月1日