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頤和園、254年の石炭を燃料とする歴史に終止符

電気暖房の使用交付につれて北京の頤和園は今年の冬から254年も続いてきた石炭を燃料とする歴史と完全に別れを告げて、年中煤煙を排出しない庭園景勝地となった。

伝統的なボイラーに取って代わるのは備蓄式の電気暖房で、宇宙技術材料とハイテクを採用したものであるので、放熱機能もすばらしい。園内の給電もオートメーション化され、給電システムは現在中国で最も先進的なものである。頤和園建設部門の話では、今回の給・配電改造工事に4700万元余りが投じられた。電気暖房の採用で毎年の支出は50万元増えたが、頤和園が煤煙にいぶされることを免れるならば、暖房改造としても非常に価値がある。園内では、ボイラー室、排煙口、石炭堆積場、排出ガラ堆積場が取り除かれ、石炭による汚染が徹底的に解決された。それと同時に給電能力は9530キロボルトまで向上し、今後の夜景のライトアップや陳列品の展示条件の改善にも充分な電力供給が保障されることになった。

頤和園は1750年に完成して以来、3.8万平方キロの園内には大小100余りの石炭を燃料とする場所があった。これまで煤煙の排出は大気の環境や園内の生態環境に影響を及ぼし、建築物と文物の保護作業にも隠れた危険をもたらしていた。

頤和園は北京市の西郊外に位置し、万寿山、昆明湖などからなり、敷地面積は290㌶。様々な形の建物には3000余りの部屋があり、建築面積は約7万平方㍍に達し、所蔵の文物は4万点を超える。園内は山紫水明で楼閣が聳え、美しい回廊があり、内外の庭園芸術史上では非常に珍しい存在として高く評価され、1998年にユネスコの世界文化遺産リストに登録された。

「チャイナネット」2004/12/02

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