このほど、高校学生によって打ち出された「中国大学ランキング」が北京大学付属中等学校で作成され、発表された。同ランキングの上位10の大学は北京大学、清華大学、浙江大学、復旦大学、南開大学、南京大学、上海交通大学、同済大学、中国人民大学、北京航空航天大学。関係筋によると、高校生によって打ち出された「大学ランキング」は今回が初めということである。
同ランキングの作成者である北京大学付属中等学校の高校二年生の杜珊さんによると、当面、大学ランキングはたくさんあるが、高校生にとっての名門大学に注目する人はそれほど多くない。そのために、杜さんは110部のアンケートを同校の二年生と三年生の生徒に配り、アンケートを受けた生徒たちは「あなたは上位の10名門大学はどことどこですか」と「あなたが注目する大学の質を示すものは何でしょうか」という質問に答えることが求められた。ランク付けされた大学は「網大教育」(WWW.NETBIG.COM)で打ち出された1999年から2001年にかけての三回の大学ランキングで上位18となった大学であった。評価の指標も「網大教育」の指標、つまり、「学術的名声」「学術的地位」「学術成果」「学生の状況」「教師の資源」「物質の資源」を引用したものであるが、それぞれのポイントを算出したのはアンケートを受けた生徒たちであった。アンケートの結果によると、高校生たちにとって、最も重要な「評価指標」は「教師の資源」、「学術的名声」、「学生の状況」であるが、他の大学ランキングの方は「学術的名声」と「論文発表数」であった。
同ランキングと他のランキングの順序決定基準の違いは、杜さんは「専門的なランキングは主に中国科学・工学アカデミー会員、大学学長、著名な学者を対象にしたものであったが、高校生たちにとって、最も重要なのはおそらく優れた教師を多数集めているかどうかということであろう」と見ている。
「チャイナネット」 2004/12/10