「2004年中国住民生活レベルリポート」がこのほど公表され、8割の住民が「しあわせ」であると感じており、農村部の住民の幸福感の方が都市部よりも強いことがわかった。
今回の調査は7つの大・中規模の都市、7つの小さな町、8つの農村地域で行われたもの。住民の幸福感に影響を及ぼすと見られている要素は、その影響力の度合いで順位をつけると、都市部では、物価変動に対する余裕、職業に対する満足度、個人の経済力に対する満足度、国の発展方向に対する積極的な評価、余暇に対する満足度などが挙げられ、農村部では、仕事に対する満足度、物価変動に対する余裕、余暇に対する満足度、人間関係に対する満足度、個人の経済力に対する満足度の順であった。
72.5%の住民が今後5年間の生活レベルの向上に大きな期待を寄せていることもわかった。また、住民の幸福感にマイナスの影響を及ぼしている主な要素は、社会保障システムがまだ完全に構築されていないこと、就職事情が厳しいことなどが挙げられている。
「チャイナネット」2004年12月15日