我が国の「西気東送」(西部の天然ガスを東部に送る)プロジェクトのガス主要産地――新疆ウイグル自治区タリム盆地のカラ2ガス田の操業開始によって、新疆の来年のガス生産量は100億立方㍍に達し、我が国最大のガス生産地となる。
新疆は天然ガスの埋蔵量が多く、総資源量は10兆立方㍍と予測され、全国の四分の一を占める。しかし、諸方面の条件の制約により、天然ガス産業の発展は遅れていた。1995年には探査済みの埋蔵量はわずか3500億立方㍍であった。それ以降、自治区は天然ガスの探査に力を入れ、タリム、ジュンガル、トゥハ(吐哈)の三大盆地における探査作業には引き続き突破が見られた。特に2004年4月には、全国最大の高効率ガス田であるカラ2ガス田が発見され、その埋蔵量は2840億立方㍍に達する。タリム盆地もこれによって、「西気東送」の主要産地となった。
現在、新疆ウイグル自治区の天然ガス探査済み埋蔵量は1兆立方㍍に達し、我が国の三大ガス田の所在地の一つとなった。探査済み埋蔵量の増加につれて、生産量も急増することになろう。1999~2003年に新疆は5年間連続して、全国第2のガス生産地域となり、2003年の生産量は全国総生産量の14.6%を占めることに至った。
「チャイナネット」2004/12/15