AFPの関連報道で、アメリカの大学入試委員会は2006年から大学進学志望のハイスクールの生徒たちに向けて、中国語と日本語を選択科目とすることを決定したことが明らかになった。
同委員会のカーポトン主席はこのほど、「この措置は中等学校で多種多様な文化と多種類の言語の教育を押し広げ、グローバル化の国際経済を目の前にして高校生たちにそれに備えさせることを目指している」と語っている。
中国語、日本語は今回、ロシア語とイタリア語とともに、アメリカの大学予科の科目となった。当面、アメリカの大学予科で選修する外国語はフランス語、スペイン語、ドイツ語とラテン語などである。
アジア学会教育機関のストルト副主任は「日本語と中国語が大学予科の科目となったことは全米の中等学校にあるメッセージを伝えることになった。つまり、大学の予科は公認のハイレベルのカリキュラムとして全米の大学が同カリキュラムのレベルを認めるので、すべてのハイスクールが同カリキュラムを開設するべきである」と語っている。
伝統的には、ほとんどのアメリカのハイスクールの生徒はヨーロッパの言語を勉強してきたが、少数のハイスクールではアジアの言語課程も開設されている。
ストルト氏は「世界におけるアジアの経済、政治、文化の地位が目覚ましに重要になるにつれ、これはアメリカが直面する重要問題となっているが、アメリカとしては、知識のギャップという問題をなによりもまず解決しなければならない。NPOであるアメリカ「アジ学会」は、アメリカとアジアの相互理解を深めることを目指している」と語った。
「チャイナネット」 2004/12/15