「老舎茶館」
「老舎茶館」は人民の芸術家老舎の名前とその有名な新劇『老舎茶館』をちなんで名付けられたもので、1988年に開設された古めかしい喫茶店である。それは北京の喫茶店として地方色豊かなものであり、店内のしつらえは清新で、素朴で、奥ゆかしい。
「老舎茶館」では毎晩寄席演芸、伝統演劇など各分野の名優たちのすばらしい演技を楽しむことができる。この東方風の「サロン」の常連になるなら、琴、将棋、書道、絵画と「芝居ファンの楽しみ」(芝居ファンとしての芝居の試演)などさまざまなイベントに参加することもできるし、ウーロン茶、農家のお茶、ジャスミン茶などさまざまな銘茶を味わったり、茶芸の実演を観賞し、茶文化の真髄を体験したりすることもできる。
「老舎茶館」は現在、すでに内外に名を馳せた著名なサロン風の場所および内外の観光客がほとんどと言ってもよく、北京を遊覧する際に必ず訪れる新名所となった。「老舎茶館」でさまざまな文芸公演を観賞し、さまざまな文化活動に参加するほか、またさまざまな銘茶、宮廷のお菓子および季節的な軽食を味わうことができる。「老舎茶館」では、往時の北京の民俗博物館にいるような気がし、大いに楽しむことができる。
所在地:北京市宣武区前門西大街正陽市場三号ビル
電 話:010-63036830 63021717
「天橋楽茶園」
「天橋楽茶園」の総建築面積は1300平方メートルで、同時に150人余りが芝居の観賞、食事、喫茶をすることができる。一階のホールには四角形の桌子が24あり、環境が上品で、座席が快適である。二階に回廊にめぐられる、ユニークな特色と伝統的な建築風格をもつ桟敷が9つある。舞台の上では伝統演劇、雑技、武術、寄席演芸という4つの部分からなる総合的な出し物の公演があり、精彩をきわめ、観客は北京の伝統的な民俗文化の雰囲気に浸ることができる。
民俗文化、飲食文化と茶文化を一体化した「天橋楽茶園」は開業して以来、すでに世界各地からの観光客を延べ10万人受け入れており、北京の民俗文化芸術を国外の人たちに知ってもらう窓口の一つとなっている。それは国内外の観光客と各国の友人たちの友情を深める「かけ橋」の役割をも果たしている。
所在地:北京市宣武区北緯路通り乙1号
電話:010-63040617
「チャイナネット」2004年12月
|