湖北省は今後5年を目どに洪湖を景色が美しく、良好な生態環境に恵まれた湿地自然保護区に築き上げることを決定した。
洪湖は中国の7大淡水湖の一つであり、内外でその名を馳せている。しかし、近年、その生態環境は厳しい状況に直面している。主な状況として湿地面積の減少、貯水と水量調節能力の低下、水域汚染の深刻化、水禽と魚類の激減、一部の水生植物が枯渇に瀕することなどが挙げられる。
洪湖の生態整備を強化するため、特に湿地に対する緊急保護措置を強化するため、湖北省は洪湖の湿地を集中的に管理する機構を設置した。洪湖の保護と利用に責任を負い、洪湖の生態整備についての総体計画を制定し、洪湖の貯水・水量調節、水産養殖の能力を回復すると同時に水質汚濁に関する総合対策を実施することになった。漁業をやめて元の水域に回復させ、湿地域内の産業構造の調整と一部漁民の他の産業への移転に力を入れ、悪化した水質を著しく好転させることに力を入れている。湿地の保護と回復を目指す重点プロジェクトの建設を推し進め、洪湖が一日も早く国家クラス自然保護区として登録されるよう努めることになっている。
「チャイナネット」2004/12/21