北海公園は北京の中心部に位置し、最も長い歴史をもち、最も完全な形で残る皇室庭園の1つ。千年近い歴史がある。
北海公園は、庭園の歴史のなかで芸術的な傑作だと言える。面積は69ヘクタール(うち水面が39ヘクタール)。琼華島は樹木に覆われ、宮殿や仏閣が並び、亭や楼閣が交錯して趣がある。中央に聳える白塔はまさに、北海公園のシンボル的存在。湖岸をめぐる垂れ下がった柳が湖に映して美しい。
見所は、画舫齋や静心齋、天王殿、快雪堂、九竜壁、五竜亭、小西天など数多い。皇室の庭園としての華麗さと、宗教寺院の荘厳さを兼ね備えた北海公園。変化に富む景色や事物が渾然一体となった中国庭園芸術の至宝だ。
「チャイナネット」2004年12月
|