このほど、全国学生連合会、「新生代」市場観測機構および中国青年キャンぺーン先鋒文化会社が「2004年中国大学生消費・生活形態の研究レポート」を共同で公表した。同レポートによると、ノキア、聯想(Lenovoレノボ)、ソニー、TOM、匯源(ホィユエン)、アディダスなどが中国の大学生たちの間で人気のブランド品と見られている。こうした中国の大学生の消費状況を対象にしたレポートは今回が初めてである。
「新生代」市場観測機構の馬旗戟副経理は「『親のスネかじり』以外、大部分の大学生は直接の収入がないにもかかわらず、一般の人たちの考えているのとは違い、現在の大学生たちにはかなりの購買力がある。一学期に4919元の収入と4819元の支出となり、常に借金をして消費している大学生は総数の10%を占めている。国家統計局が公布したデータによると、中国住民の一人当たりの可処分所得が8000-9000元に達したことに比べると、冬休み・夏休みの支出を加えて計算すれば、中国の大学生の毎年の消費は10000元以上にも達する。
当面、数多くの高級品が大学生の消費リストに含まれている。その中で、ケータイ、パソコン、PDA、MP3を持っている大学生はそれぞれ総数の60%、27%、20%、12%を占めている。
中国の大学生たちはブランド品を好んでおり、調査を受けた際、「特別な風格のあるものを買う」と答えるものが最も多く、総数の57.7%を占め、ついで「何が何でも流行を追求し、ファッションや珍しい物を買う」と答えたものも少なくなく、30.4%に達した。同レポートによると、人気のある23のブランド品の中では、中国大陸部以外のブランドは50%に近づいている。パソコン、ケータイ、デジタルカメラはすべて外国のブランドによって占められている。スポーツ用品の分野では、ナイキやアディダスが引き続き人気が高く、李寧(リーニン)や安踏(アンタ)などの国産ブランドも大学生に好まれるようになっている。
今回のアンケート調査は34の大都市の126ヵ所の大学に在学する約10000人の大学生を対象としたものである。結論は34の大都市の1000万人の大学生にも通用するものである。
「チャイナネット」 2004/12/31