雲南省の西双版納(シーサンパンナ)熱帯植物園でこのほど、熱帯植物の移植・保存や、資源植物の研究を行う「万種植物園プロジェクト」が終了した。これは中国科学院と同省の大型共同プロジェクトで、開始から4年を経て予定していた目標を全て達成した。同園が移植と保存を行った植物は、プロジェクト開始時(1999年)には4018種で、現在では1万種以上に増えた。資源として利用できる熱帯植物を保存する重要な戦略的基地となった。
同園は国家4A級観光区と全国科学普及教育基地に指定されており、今年は珍しい植物を集めた「奇花異卉園」や、「民族植物文化園」、「熱帯雨林景区」に改修工事を行った。リニューアル後も好評で、今年の国内・海外からの来園者はのべ50万人近くに上り、昨年より20%以上増加した。
「人民網日本語版」2004年12月31日