このほど開かれた全国観光会議によると、中国の観光業は2004年において全面的な景気回復を迎え、諸指標はともに史上最高記録を更新したことがわかった。
2004年に、中国に入国した人数は1億人の大台を突破し、中国で宿泊した外国観光客は延べ4000万人に達し、観光業の外貨収入は250億ドルを上回り、国内観光による収入は4000億元に達した。
国家旅遊局の何光暐局長によると、中国の昨年の出国した人たちの数は日本を1千万人上回った延べ2850万人に達し、世界で海外観光市場の成長が最も速く、発展の潜在力が最も大きな国となっている。現在、世界各国は中国の巨大な海外観光市場に注目し、中国公民の自費観光の目的地になることを望んでおり、中国の観光業界との協力に力を入れている。
何局長はまた、中国の観光業の発展と中国の国際的地位の向上にともない、観光業はすでに中国の政治・外交の重要な内容となっており、昨年、中国の指導者は14回も国家旅遊局主催の対外交流活動に参加し、観光分野における対外交流の活動のグレードが最も高く、国際的影響力が最も大きな年となったと語った。
現在、国務院の批准を得て中国公民の海外観光の目的地になっている国は90カ国で、そのうちの63カ国との間ではすでに観光業務が始まっている。
「チャイナネット」2005年1月12日