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北京市、都市構造の多極化促進へ

国務院常務会議は12日、「北京都市全体計画(2004-2020年)」を可決した。新計画では北京市の都市構造について、これまでの「単中心」型を改め、「両軸・両帯・多中心」型の都市を目指すとしている。新計画の骨子は次の通り。

●「両軸」の整備

北京市の伝統的な中心線の継承と発展、長安街とその延長線の整備、首都機能と文化機能の確保など。

●「両帯」の構築

通州・順義・亦庄などの「東部発展帯」を強化し、首都経済の産業発展の流れをスムーズにする。大興・昌平・延慶などを「西部生態帯」とし、都市生態ベルトを建設する。

●「多中心」化

中関村ハイテク地区核心区・オリンピック中心区・中央商務区(CBD)など、多数の都市機能センターを建設する。これらを基礎として、「都心-新都市-鎮」の都市構造を形成する。通州・順義・亦庄など11区を新都市にして、都心の人口と機能を分散し、地域の発展をけん引する機能を担わせる。旧市街に適したインフラ整備モデルを模索し、人口過密を緩和して居住環境を改善する。

●人口の分散

新計画は、生態環境・資源・雇用など7つの角度から、北京市に適した人口の規模も検証。2003年に1456万人だった居住人口を、2020年まで1800万人前後に抑える。人口を合理的に配置し、新都市や重点小市区への分散を促進する。都心の人口を現在の650万人から540万人に減らし、旧市街は110万人前後に抑える。

「人民網日本語版」2005年1月14日

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