国家林業局筋によると、2004年には、中国の森林火災発生数が増え、13401に達したが、全国的範囲において、森林火災によって焼失した森林面積は2003年同期比68.3%下回った。
このほど開催された「重点省・直轄市の防火についての座談会」の席で、国家林業局の周生賢局長は2004年における全国の森林火災発生状況を通達し、「2004年は世界的に気候が異常で、世界的範囲で森林火災が多発している背景の下で、中国の森林火災発生数も増え、13401に達したが、延焼を効果的に抑えたので、森林焼失面積は大幅に減り、火災によるの損害も最低のレベルに抑えられた。これは森林火災に対する総合的な予防・対処能力は絶えず向上していることを示すものである」と語った。
同氏によると、国務院は森林の防火を非常に重視し、国務院の指導者たちは「森林の防火」を重要的な任務のひとつと見なすよう各地の政府機関に要求し、「森林の防火」について、重要な指示を何回も下達した。国家林業局は森林防火の地域・季節の違いに基づき、極めて不利な気候条件と火災多発という厳しい情況に対し、森林防火に努めるよう動員し、綿密な計画を作成した。重点的防火期には30余の作業グループが防火の重点地域に派遣され、防火・消火措置の実施状況を視察した。そのほか、地方の各レベルの政府機関は社会各界に働きかけ、指導を強化し、「防火を前提として、積極的に火災を撲滅する」という方針や各項目の責任を実行し、森林防火の仕事をスムーズかつ効果的にくりひろげることを確保することとなった。
「チャイナネット」 2005/01/17