商務部の崇泉報道官は16日、「中国はインド洋大津波の被災地に賞味期限切れの食品を送っている」とするインドネシアの報道について、次のようにコメントした。
インドネシアのメディアが「中国からの救援食品は、期限切れで食べられない」と報じ、包装に印刷された日付「2004.12.10」をクローズアップした映像を流したことに、中国側は注目している。中国政府は食品の安全問題を一貫して重視している。特にこの緊急時に、中国の政府・人民が被災者に期限切れの食品を提供するということは決してない。
中国の「商品品質法」と「食品衛生法」は、食品の包装には生産年月日と賞味期限を明記するよう定めている。これは中国の食品包装で通常実施されている法的規定だ。援助食品の包装に生産年月日を明記することは、中国の関連法や品質に関する基準に合致する。
ある種の目的をもつ者が、中国の食品包装表示の他国との違いや、大部分の被災者が漢字を読めないことを利用して、「中国はインドネシアに『期限切れ』の救援食品を提供している」と事実に反することを述べるのは、故意に問題を起こし、インドネシアの人々に誤解を与えるものであり、非常に陰険な意図がある。
「人民網日本語版」2005年1月17日