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国家林業局、森林資源調査の結果を公表

国家林業局の雷加富副局長は18日、国務院新聞弁公室が行った記者会見で、第6次森林資源調査の結果を公表するとともに、森林資源状況や林業整備の加速措置などについて説明した。

森林資源調査は1999年に開始し2003年に終了、5年の歳月を要した。動員された調査・科学研究員は2万人、調査費用は6億1000万元。大陸の全国土の森林を対象にした調査は今回が初めてで、森林の面積や蓄積量、構造、質、分布、生長・消費状況、生態環境など収集したデータは1億1000万件にのぼる。調査結果によると、森林の面積は1億7500ヘクタール、カバー率18.21%、蓄積量124億5600万立方メートル、人工林の保存面積は5300万ヘクタール、蓄積量15億500万立方メートルで、人工林の面積では世界1位。

◆森林資源の変化の主要な特徴

(1)森林面積が増大し続けている。森林面積は1596万8300ヘクタール増大し、カバー率は16.55%から18.21%まで上昇し、1.66ポイント増加した。

(2)蓄積量が安定して増加している。蓄積量は8億8900万立方メートル純増し、年平均1億7800万立方メートル増加した。

(3)質的な改善を達成した。1ヘクタールあたりの株数は72株、同蓄積量は2.59立方メートル増加し、樹木の平均生長速度が加速された。広葉樹林と針葉樹・広葉樹混合林の面積比率は3ポイントの増加。樹齢構造、樹種構造ともに質的に向上した。

(4)林種構造が徐々に合理化されている。防風林と特殊用途森林面積の比率は21ポイント上昇した。生態環境整備を主体とする林業発展戦略が効果を上げ始めた。

(5)林業所有制方式と投資構造が徐々に多元化されている。森林面積に占める非公有制の割合は20.32%、未成林・造林地では同41.14%に達した。

(6)林業の発展に力強さが出てきた。未成林・造林地は年を追うごとに増加傾向にある。統計によると、2001年以降、造林面積は年間800万ヘクタール以上増大。中幼林の比率も67.85%に達した。

◆結果から見た深刻な問題点

(1)水準の低さ。森林カバー率は世界平均水準の61.52%で、世界130位。1人平均森林面積は0.132ヘクタール。1人平均森林蓄積量は9.421立方メートルで、世界平均水準の6分の1に満たず、世界122位。

(2)分布の不均衡。森林カバー率は東部地区では34.27%、中部地区27.12%、西部地区はわずか12.5%。一方、国土面積の32.19%を占める西北地区5省・自治区では、5.86%に過ぎない。

(3)質的な低さ。1ヘクタールあたりの蓄積量はわずか84.73立方メートルに過ぎず、世界平均水準の84.86%で、世界84位。平均樹径はわずか13.8センチメートルで、樹齢構造に合理性が欠ける。人工林の経営は水準を下回り、樹種の単一化が深刻化している。

(4)深刻な林地の転用。全国で林地の転用面積は369万6900ヘクタールと、年平均にすると73万9400ヘクタールにのぼる。

(5)過度な伐採。開発可能な資源の不足が深刻である一方で、制限量を超える伐採が今もかなり重大な問題となっており、同伐採量は7554万2100立方メートルにのぼる。

「チャイナネット」2005/01/19

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