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結婚は旧正月までが吉? 婚姻届で窓口大混雑 北京

北京市の婚姻届窓口は吉日とされる6日、旧正月を迎える前に婚姻届を提出しようと、多数のカップルが窓口に押し寄せるハプニングがあった。同じく吉日とされる18日にも再び窓口に長蛇の列ができた。大量の婚姻届を受け付けるため、北京市中心部各区の窓口はいずれも受付時間の延長を決定。海淀区の婚姻登録所は午前0時まで残業すると発表した。

海淀区の窓口に朝一番で駆けつけて婚姻届を提出した王さんによると、午前8時10分に到着した時にはすでに120人が窓口に並んでいたという。「人が多すぎてめちゃくちゃ。手続きが終わっても、結婚の感激や興奮を感じるどころではなかった」と王さんはしかたなさげだ。

朝陽区の婚姻登録所も同様の混雑ぶりだった。同日夜7時になっても、窓口にはまだ50以上のカップルが列を作っていた。この登録所が同日受理した婚姻届の数は、通常の3倍を超える300件余りに上った。

同日、婚約届を提出したカップルは、「面倒だけれど、言い伝えと縁起かつぎのため」と口をそろえる。

2005年の旧正月は2月9日で、立春の後にあたる。一方、2006年の旧正月は1月末で、立春の前だ。このため、旧暦の来年は「春のない年」と呼ばれる。中国では古くから、「春のない年に結婚した夫婦は、妻が夫に先立たれる」という言い伝えがある。

一方、旧正月を間近に控えた18日は、語呂合わせで「これからお金が儲かる」という意味になるため、縁起がよいとされる。同日は旧暦の12月9日にあたるが、「9」は語呂合わせで「永久」の意味になり、やはり縁起がよいとされる。同日に婚姻届の提出が集中したのはこのためとされる。中には両親や友人の勧めでこの日を選んだカップルも多いようだ。

「人民網日本語版」2005年1月19日

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