西部地域の人材誘致策として、「中国大学生西部起業基金」がこのほど北京で設立された。西部での起業を志す大学新卒生は、起業企画書の提出、あるいは西部地域の科学研究、教育、文化、医療衛生などの分野での就職を条件に、この基金の助成を受けられることになっている。
同基金は、西部地域で起業しようとする大学卒業生を経済面で助成し、彼らにみずからの才能を発揮する舞台を提供し、西部地域への人材の招致、人材流出の防止、東部の就職難の緩和などがその目的。
同基金に初めて資金を投下した金鷹国際グループの社長は、西部大開発の進展にともない、人材不足の問題がすでに西部の発展を制約するネックとなっていると語り、大学生が積極的に西部で起業するようにし、西部の発展に関心を寄せる国内外の企業家と各界の有識者が同基金に参与するよう呼びかけている。
「チャイナネット」2005年1月21日