先ごろ、北京市農業局と北京市衛生局は人畜共通感染症対策メカニズムの確立し、適切に各種疫病の流行病学的特性に対応するため、疾病種分類管理制度を実施し、重点的に鳥インフルエンザ、ブルセラ病、結核、狂犬病、炭疽病の5種類の疫病に対する予防対策を強化することを決定した。
予防対策は「予防を主とし、予防と抑制をリンクさせ、時機を失せず予報警告し、速やかに対応する」原則を遵守し、人と動物間の疾病を監督測定して、予報警告能力を向上させ、高度な危険にさらされている人群を保護することを重点としている。疫病が発生した場合、ただちに通報し、速やかに対応して、関連発病率、死亡率を減少或いは低減させる。健康教育を展開して病気予防専門知識を普及させ、市民の病気予防意識を高める。予防対策の要求に基づいて、双方は疫病発生率が高い春季、秋季に毎月或いは業務の必要性に応じて連合会議を招集し、互いに業務状況を報告して具体的な対策措置を検討するとともに、毎月一回監督測定、疫病診断などの特別技術交流会を招集する。同時に、情報の疎通を強化し、毎週一回情報報告を行い、時機を失せず疫病状況、監督測定状況、対策、業務展開状況に関する交流を実施する。
双方は応急処理、キャンペーン、監督測定、検査測定、高度な危険にさらされている人群に対する予防措置などの面における連動メカニズムを確立する。同時に、関係緊急準備案に基づいて、疫病状況に対する処理業務を共同展開し、疫病発生時における現場での連合業務を行なう。同時に、適切に鳥インフルエンザなど5種類の疫病に対応して人、動物に対する監督測定を実施し、実験室施設を共同使用して、監督測定と診断結果を対照して裏づけ、高度な危険にさらされている人群のインフルエンザ・ワクチン免疫などの業務を共同で組織的に展開する。
近年、世界各地で鳥インフルエンザ、狂牛病、口蹄疫などの動物の疫病が絶え間なく発生している。北京市重大動物疫病予防指揮部弁公室関係者は、対策メカニズムの確立は、北京市の人畜共通感染症に対する疫病状況把握能力の向上に役立つと認識している。現在、北京市農業及び衛生機関は連合予防協力指導機構を既に設立しており、具体的な連合対策案を策定中である。
「チャイナネット」2005/01/21