上海市海外留学帰国者連合会、上海市人事局はこのほど、東方芸術センターで「上海市で働いている海外留学帰国者を慰問する忘年音楽会」を催し、中国共産党上海市委員会の王安順副書記が出席し、あいさつを述べた。
王安順氏はまず中国共産党上海市委員会、上海市人民政府を代表し、上海の社会発展のために貢献した海外留学帰国派の人たちに感謝の意を表し、新年のお祝いの言葉を述べた。同氏は「近代的国際大都市と『四つのセンター』や、真っ先に全面的な『ややゆとりのある生活レベル』を達成し、トータルに現代化を実現することを目指している上海は、『科学・教育を発展の重点として上海市を振興する』、『人材に頼って上海市を強大にする』の方針を堅持しなければならない。海外留学帰国派の人たちは中国を世界に結びつける絆として、上海市の現代化レベルの向上を促している。中国共産党上海市委員会と上海市人民政府は海外留学帰国者を重視し、海外留学帰国者を上海の人材資源の重要な構成部分の一つと見なし、人材陣の育成と人材資源開発の計画に組み入れることとなっている」と語った。
同氏は「海外留学帰国社は自らの強みを生かし、上海の社会発展のために積極的に貢献し、そして社会全体が海外留学帰国者に配慮し、人材の発展および創業の環境を改善しさらに充実させ、すぐれた人材が頭角を現しやすい雰囲気を盛り出し、上海を国内外の人材が集まる近代的国際大都市に築き上げることを願う」と語った。
中国共産党上海市委員会常務委員、副市長の馮国勤氏と1800人余の海外留学帰国者はこの忘年会に出席した。
2003年8月31日に中国共産党上海市委員会、上海市人民政府が「1万人の海外留学帰国者の人材を集めるプロジェクト」を実施して以来、2004年12月31日までに、海外留学帰国者の人材5348人が上海市に集まり、「半分以上の期間内に、半分以上の任務を完成する」という目標を達成した。当面、上海で働いている海外留学帰国者は5.4万人を上回り、全国の3の1を占めている。海外留学帰国者が設立した企業は300社以上、総投資額は4.2億㌦に達し、上海市の新しい経済成長のスポットとなっている。
「チャイナネット」 2005/01/27