黒竜江省は2002年から全省の貧困村に対し、数回にわたる扶助活動を開始した。この3年間に全省1027の貧困村、26万貧困世帯を扶助し、96万人の貧困者の貧困脱出を実現した。第一陣の扶助を受けた500の重点貧困村の成果は顕著である。貧困扶助増収プロジェクトにより貧困世帯に乳牛7000余頭、ブタ20余万頭、家禽類150万羽を養殖させた。3万余人の余剰労働力を移転せさ、労働収入が1億余元増加した。3年間で500の重点貧困村の農民収入は1105元から2175元とほぼ倍増している。
2004年から始まった第二陣扶助の527重点貧困村にも明らかな様相の変化が生じている。扶助を受けた1027重点貧困村では、貧困大衆の生産生活条件は面目を一新し、この3年間に2000余㌔の村級道路が建設され、輸送コストが低減し、農産物の流通を促進している。人用、家畜用飲料水の井戸が1000余ヵ所に開削され、1500余の自然村落の大衆が基準に符合した飲料水を飲めるようになり、地方風土病の発生が減少している。216の村衛生所が開設されて一村一衛生所が実現し、大衆の病気治療の利便が図られた。93の学校が新設或いは改修され、就学条件が改善された結果、学齢期児童の入学率、継続就学率は98%以上に達している。調査の結果では、貧困地区の幹部と大衆は村落整備扶助開発推進業務に比較的満足の意を示している。
この3年間に中央、国家の8機関が黒竜江省の11貧困県に3630万元を投資して扶助を行い、163の中央直轄、省直轄事業所は2億余元の資金を投資し、大衆団体、民間組織、企業も大々的な貧困救済活動を展開している。重点貧困村の大衆は積極的に生産技術育成訓練に参加し、自己参加意識、自己発展能力を増強している。
黒竜江省貧困扶助開発弁公室の陳華主任は、「今後数年間、全省で村落整備推進、産業化による貧困扶助、労働力の育成訓練などを展開し、より多くの貧困大衆がより速やかに豊かな生活への道を歩めるように努力していきます」と語っている。
「チャイナネット」2005/01/28