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侵略描く旧日本軍の出版物、内蒙古で見つかる

内蒙古自治区の内蒙古図書館でこのほど、蔵書整理中に第2次大戦中に日本で出版された大型の画集3冊と、日本人の出版した画報11冊が見つかった。

専門家によると、これら出版物は「南京空襲」、「武漢進攻」、「黄海海戦」など、旧日本軍による中国侵略戦争の場面を取り上げている。画集は「海軍美術」、「聖戦美術」各1部と、表紙が失われたタイトル不明の1部の計3冊。画報は11部を合本にした「国際写真情報」1冊。いずれも重さ1.5~2キロ程度で、画集には「昭和17年5月10日印刷、昭和17年5月15日発行」といった日付が明確に記されていた。画集の扉に非売品と書かれているほか、印刷は「陸軍美術協会」と「海洋美術協会」、校閲は「陸軍省報道部」で、内部回覧用の出版物であることが記されている。

旧日本軍による中国侵略の事実を大量にまとめ、詳細に記録した資料が見つかったのは、同自治区で初めてという。

「人民網日本語版」2005年1月27日

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