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安徽省などで髄膜炎 全国の死者16人 衛生部発表

衛生部は31日、安徽省の一部の地域を中心に流行性脳脊髄膜炎が発生したと発表した。同部は「髄膜炎は呼吸器系の感染症で、予防、治療が可能。パニックになる必要はない」と市民に冷静さを求めている。

同部によると、昨年12月下旬から安徽省蕪湖などの一部の学校で相前後して髄膜炎が発生したという。今年1月30日午後6時までに報告のあった安徽省全域の感染者数は累計で62人で、死者は6人。全国伝染病観測情報によると、その他の多くの省でも髄膜炎が発生したという。

今回の発生状況は4つの特徴がある。

(1)発症が多くの地点で散発している。

(2)患者の年齢が13―18歳の間に集中している。小中学生が主で、児童・生徒が患者の77%を占めている。

(3)局地的に感染、流行しているのは主にC群髄膜炎双球菌で、中国ではここ数年来、新しく発見された菌である。

(4)患者数が昨年同期より増えている。

衛生部の担当者は「髄膜炎はよく散見される呼吸器系感染症の一種で、全世界に分布している。主に冬から春にかけての季節に発生し、地域的に流行する」と強調した。流行性脳脊髄膜炎の発生状況データによると、全国の発症例は2001年が2250例、02年が2551例、03年が2535例、04年が2698例。今年に入って全国で福建、海南両省と西蔵(チベット)自治区を除く省・自治区で発生報告がある。これまでで1月の全国の患者数は258人で、死者は16人。患者数は昨年12月より43人増え、昨年同月より94人増えた。

担当者は「現在、流行性脳脊髄膜炎など伝染病の流行期に入った。春節(旧正月)は人々の移動が増え、伝染病が広がりやすい環境をもたらす」と言う。このため、衛生部は31日に通知を出し、各地で流行性脳脊髄膜炎の予防を強め、発生状況の調査を積極的に繰り広げ、発生状況をすぐ把握し、発生状況報告の質を高め、髄膜炎ワクチンの免疫接種を行い、ワクチン接種率を高め、特に人口密集地の免疫接種を強化するよう指示した。

「人民網日本語版」2005年2月1日

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