北京・中関村の電子製品販売コーナーで1月31日、ミノルタ製の500万画素デジタルカメラ「G530」の価格が2千元を下回ったことがわかった。500万画素デジタルカメラが2千元を切ったのは同製品が初めてという。
コニカミノルタ北京事務所の関係者によると、同社は今年に入ってようやく中国大陸部におけるデジタルカメラ現地販売体制の構築に着手した。これにより、デジタルカメラ代理店が一旦輸出した製品を、中国側コニカミノルタ代理店がさらに輸入、販売するというこれまでの複雑な販売ルートがなくなる。同社デジタルカメラの価格は、市場で最も大きく下がることが確実だ。
分析によると、キヤノン、ソニーなどのメーカーは2年前、大陸部で輸出向けに生産したデジタルカメラの一部を大陸部で現地販売する権利を獲得している。すでに現地生産・現地販売の体制ができ上がっているため、これら2社の製品は関税撤廃の影響をほとんど受けない見通し。旧正月を前に、小幅に値上がりするケースも見られる。
「人民網日本語版」2005年2月1日