我が国は今年から6年間かけて都市及び人口密集地区と重要経済区(ベルト)を重点として、区域地下水システムを単位とし、浅層地下水及びその環境システムを対象として、初の地下水汚染調査・評価を展開することになった。
国は全国地下水汚染状況を明確にすることを旨として、地下水汚染レベル及び変化状況を総合評価し、全国地下水汚染防止・保護区画を編制して、地下水水質と汚染予告警報システムを確立し、国家地下水汚染の防止、地下水資源の保護、飲用水水質基準の整備、飲用水の安全と健康の保障を確保し、人と自然がハーモニーを保って共生するための根拠を提供する。
このほど召集された全国地質調査業務会議では、2005年度に黄淮海平原(30万平方㌔)と珠江デルタ(4万平方㌔)総面積34万平方㌔で重点的に開始されることになっている。
重点的に地下水の汚染状況を明確にし、地下水汚染レベル及び変化の趨勢を評価し、地下水汚染防止区画を編成して、地下水汚染予告警報システムを確立し、有効な地下水汚染防止、水資源保護のための根拠を提供することになる。
我が国の地下水汚染問題は非常に深刻で、浅層地下水資源汚染は一般的現象になっており、全国浅層地下水の約50%が一定程度汚染されていると考えられている。
過去6年間で我が国は新たな全国地下水資源調査評価を完了したが、我が国地下水天然資源量は9235億立方㍍、採掘可能な資源は長期平均3527億㍍である。2000年の全国地下水総採掘量は1115億㍍で、全国総用水量の20%を占めている。
「チャイナネット」2005/02/03