現在、生花が上海市民の生活の中でますます重要な位置を占め、生花を買うことは上海市民の消費習慣ともなっている。上海市農業委員会の最新統計によると、現在、上海市民の生花年間消費量は5億株を上回り、盆栽の消費量も3000万に上っているという。
上海の食料品市場とスーパーのほとんどに生花の売り場があり、ますます多くの市民が買い物のついでに花束を買うようになっている。多くの定年後のお年寄りにとっては、花木の栽培が日常生活で欠かせない内容となっている。
近年来、生花は贈答品市場でも主役となっており、特に春節のような祝日には、高雅のイメージがあり、祝日の雰囲気をよりいっそう盛り上げる効果があると見られている生花は人気商品となり、売れ行きも上々である。市民の需要に応えるため、上海市は今年第1回の春節生花展示会を開催し、全国各地および日本などの国から百社以上の生花業者が集まり、200種余りの花がその美しさを競い合った。
生花が一般市民の家庭に入るにしたがい、生花芸術も普及し始めた。生花サロンなどの民間組織が現れ、その活躍ぶりが注目されている。多くの市民は、「自分で花を選んで組み合わせた生花が最も美しい」と考え、生花芸術に熱意を示している。
「チャイナネット」2005年2月4日