国家環境保護総局の解振華局長はこのほど、「首都北京の大気汚染を緩和させるため、中国政府はすでに市内にある首都鉄鋼公司の精錬プロジェクトを他所に移すことを決定した」と発表した。
8日付けの北京の各新聞はそれぞれ専門コーナーを設けて、この報道を載せているが、それによると、首都鉄鋼公司は北京から数百キロ離れた河北省の唐山市郊外に移されることになっており、解振華局長はこの件について、この計画が政府からの認可を受けており、引越し作業は2010年までに完成するとしている。
首都鉄鋼公司は、中国の十大鉄鋼企業の一つで、鋼材の年間生産量は800トン以上に達しているが、エネルギーの消耗と汚染物の排出を減少するため、唐山市郊外では多くのクリーン型設備と新しい技術を採用するとのことである。
「CRI」より2005/02/08