京華時報の報道によると、電池メーカー世界第3位の中国・比亜迪株式有限公司は16日、同社に対してリチウムイオン電池の特許侵害を訴えていた世界的な電池メーカー再大手、日本の三洋電機と和解が成立したことを明らかにした。三洋側は特許侵害訴訟を取り下げ、比亜迪側も賠償請求を取り消した。
比亜迪の理事会筋が明らかにしたところ、両社は3月末までに正式に和解合意に調印する。和解は同社の最大の利益にかない、同社に対して大きな不利な影響をもたらさずに、リチウムイオン電池の生産を続けるという。
これに対して、比亜迪の知的所有権と法律部門を担当する黄章輝経理は取材に対して、両社が一連の秘密保持の合意を結んだため、多くの情報を明らかにすることはできないとした。ただ両社が裁判の前に和解が成立した最も重要な要素は、利益上の共通認識に達したからだと説明した。
「人民網日本語版」2005年2月17日