西蔵(チベット)の三大重要文化財の一つで、ユネスコ世界遺産にも登録されている拉薩(ラサ)の羅布林カ(ノルブリンカ)離宮が、補修工事のため来月15日から7月15日まで一時閉鎖される。
西蔵の観光シーズンとなる7月以降は、多くの観光客が訪れるとみられる。さらに今年は西蔵自治区の設置40周年の祝賀行事も予定されている。このため、祝賀活動や観光シーズンまでに羅布林カ離宮の工事を完了し、対外開放したい考えだ。
羅布林カは西蔵語で「宝の園」を意味し、歴代ダライ・ラマの夏の離宮だった。世界文化遺産リストに登録されているほか、中国の全国重点文物保護単位、国家AAAA級観光地に認定されている。
(羅布林カの「カ」は「占」の「口」を「下」にした字)
「人民網日本語版」2005年2月23日