中国国務院台湾事務弁公室交流局の戴肖峰局長はこのほど、「第8回両岸旅行業聯誼会」で、大陸部住民による馬祖・澎湖地域への観光旅行の開放にむけた準備を進めていることを明らかにした。
戴局長は、春節(旧正月)の台湾ビジネスマン向け帰省チャーター機の運航について、「両岸(大陸部と台湾)が民用航空協会の交渉で台湾ビジネスマン向けチャーター機に関する合意を得たのは、今年の祝うべき出来事だ」と語った。
その上で、「両岸の関係発展については、両岸の関係に役立つこと、祖国の早期統一に役立つことであれば、われわれは最大の努力を尽くして推進する。両岸の交流と協力がさらに大きく発展し、両岸のさまざまな交流がより活発化することを信じる。なぜなら、これは両岸の民衆に共通するニーズだからだ。台湾当局が両岸の人々の往来を妨げる各種の差別的政策を早期に取り消し、大陸部住民による台湾観光を早期に受け入れ、両岸の民間交流や人々の往来を正常かつ健全な方向へ発展させるよう望む」と表明した。
台北市旅行商業同業公会の曽盛海理事長は、「今年の春節台湾ビジネスマン向けチャーター機の直行便がよいスタートになることを期待する。台湾の関係部門が大陸部同胞による台湾観光を早期に受け入れるよう望む。台湾観光業界はすでに、これに向けて準備を整えている」と話した。
「人民網日本語版」2005年2月27日