2005年北京市人口・計画出産テレビ・電話会議において明らかにされたところによると、2004年末までの時点の北京の実際の居住人口は1492.7万人に達し、そのうち、360万人の移動人口も含まれている。
関係筋によると、まもなく公表される「北京市都市部のトータルな企画」は人口の規模を抑え、さらに新副都心地区と近郊地区に合理的に配置し、2020年には、2003年に北京市の旧市街区に居住している165万人のうちから55万人を移住させて、110万人まで抑えることになっている。
同企画によると、2020年には、北京市の総人口規模を1800万人に抑え(都市部人口は1600万人以下に)、そのうち、戸籍を有する人口は1350万人、半年以上滞在する外部から来た人口は450万人で、北京市人口全体の25%を占めるようにすることを目指している。
当面、関連部門は一連の積極的な措置を取り、都市中心部の産業と人口を他の地域に移し、都市化のプロセスをおしすすめる一方、都市中心部の人口を抑え、旧市街地の人口を他の地域に移し、都市中心部の過密化を防がなければならない。
関係筋によると、北京の旧市街地は東城区、西城区、崇文区、宣武区を主としたもので、第二環状道路以内の面積は62.5平方キロとなる。北京市の人口の規模を1800万人以下に抑え、周辺地域に合理的に分布させるように、そうなれば、十分な集積・吸収能力を保てることになろう。
中国共産党北京市委員会の竜新民副書記は「人口の問題は北京市の社会・経済のバランスのとれた持続可能な発展にとってかなり大きなプレッシャーとなっており、法律・法規に基づいた人口・計画出産の管理・サービス機能、わけても移動人口向けの管理・サービスを強化しなければならない」と語っている。
「チャイナネット」 2005/02/28