循環経済を発展させ、東北地方の旧工業基地を振興する

遼寧省は循環経済を試行している省である。中国致公党中央は同省が持続可能な発展戦略を実施することについて調査研究を行い、「循環経済を発展させ、東北地方の旧工業基地を振興する提議」という提案を提出した。この提案は循環経済を旧工業基地の改造、振興と結びつけ、循環経済という理念を経済構造調整と産業のモデル転換に注入し、発展企画を立てる場合には資源の容量、生態の耐負荷力と環境の受容能力を考慮に入れ、資源枯渇型都市が付帯資源と廃棄物開発をそれに続く産業とすることを奨励し、農業循環経済のモデルの模索を強化し、リサイクル工業と生活廃棄物を新しい経済成長スポットとする、というものである。

国家発展・改革委員会は回答書簡の中で致公党の提議に賛成の意を表すとともに、循環経済発展へのマクロ指導を強化する、関連法律・法規体系の確立と完備を速める、循環経済を主な内容とする構造調整と技術改造に力を入れる、循環経済発展を促す政策とメカニズムの制定を検討する、循環経済技術の研究開発と普及応用を速める、循環経済の試行と普及を速める、循環経済の基礎作業を強化する、循環経済のＰＲを幅広く推し進めるなど八つの措置を提出している。

「チャイナネット」2005年3月3日