韓国、日本、中国台湾省の第2次世界大戦戦没者の遺族が3日、日本・東京で「アジア反靖国遺族共同行動」を挙行し、小泉純一郎首相の靖国神社参拝の中止を強く要求するとともに、自身の家族・近親者らの靖国神社での合祀を取り消すよう求めた。
遺族らは日本の首相官邸で、小泉首相と面会して靖国参拝中止の要望書を提出したいと希望したが、官邸側は役人1人に応対させただけで、発言を一切控えた。遺族代表は小泉首相宛の抗議書簡を同役人に言付けるとともに、遺族らの要求を伝えるよう求めた。
遺族代表は同日午後、国会議員会館で集会を開き、日本の国会議員を含む100人あまりが参加した。
遺族代表は続けて外国人記者クラブで記者会見を行った。遺族の一人で実行委員長を務める菅原龍憲さんは「小泉首相は就任以来、靖国神社を繰り返し参拝し、遺族の感情を著しく傷つけた」と述べた。
「人民網日本語版」2005年3月4日