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理想は「家庭と仕事の両立」 上海の女子大生

  華東師範大学婦女研究センターの耿文秀教授はこのほど、復旦大学、上海交通大学、同済大学、華東師範大学など4校の女子学生を対象にライフスタイルに関するアンケートを実施した。この中で、「人生で最も理想的な状態は?」という質問に対し、「家庭と仕事の両立」と答えた割合が約70%を占めた。また、「結婚生活・家庭の順調」と答えた割合が「仕事の順調」をやや上回った。「上海文匯報」がこのほど伝えた。

▽主な質問と回答(抜粋)

質問1:仕事と家庭にかける力の割合

「仕事3割、家庭7割」の答えが19.7%。「仕事7割、家庭3割」は15.2%。仕事と結婚が両立できない場合、「仕事を優先し、結婚は後まわしにする」とする答えは37.3%、「結婚優先で、余力があればまた仕事をする」が61.2%を占めた。

質問2:人生で最も大事な支え

「結婚生活や家庭での愛情や心遣い」との回答が約7割。「理想・信仰・仕事の追求」は約2割だった。一部では「金銭と物質的資産」とする答えもあった。

質問3:人生で一番大事なもの

「幸せで円満な結婚生活と家庭」との回答が43.3%。「自分が追求するビジネスキャリア」が41.8%、「十分な金銭があり、豊かで快適な生活が送れること」が13.4%だった。

質問4:自分自身はどのタイプの女性だと思うか

「明るくて自己中心的」との回答は35.8%、「結婚と家庭に向いた知的な女性」が32.8%、「仕事に向いた知的な女性」は25.4%だった。

耿教授は調査結果について、1980年代に生まれた中国人女性は、改革開放の時代に育ったため、社会環境の大きな変化の影響で価値観が多様化していると指摘する。以前は提唱されなかった「女性の人生のゴールは結婚と家庭」という古い価値観が、80年代生まれの女性の間で再び育ちつつあるという。質問4について、耿教授は「80年代生まれの女子大生は、結婚や家庭を非常に重要と考えるが、一番関心があるのはやはり自分自身」と分析している。

「人民網日本語版」2005年3月8日

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