政協会議委員、両岸関係などの問題について提案

第十期全国政治協商会議の第3回会議は10日、北京で第四回全体会議を開いたが、席上、一部の委員が発言し、台湾海峡両岸関係と所得の格差など人々の関心を集めている問題について提案をおこなった。

まず、台湾海峡両岸関係について、呉国禎委員は、「全人代はまもなく『反国家分裂法』を審議し採択するが、これは台湾同胞を含むすべての中国人の根本的利益に符合しており、海峡両岸関係の発展と『台湾独立』分裂活動の抑制及び台湾海峡地区の平和と安定の維持に積極的かつ重要な影響を与えるだろう。台湾当局が台湾人民の福祉を念頭に置き、祖国大陸がこれまで表してきた善意にいち早く具体的な回答を出し、実際にそぐわない『台湾独立』という幻想をいち早く放棄し、一つの中国という原則に戻るよう期待している」と述べた。

 所得の格差問題については、景田魁委員は、「所得の格差問題はここ数年、中国で最も注目されている社会問題の一つとなっている。現在、都市と農村、地域と地域間の所得の格差が広がるという傾向は依然としてはっきりしている。この問題を解決するため、政府は、所得配分の調節における税収の役割を発揮すべきである。同時に社会保障制度の改革と健全化に力を入れ、先に豊かになった階層の活力を保障すると共に、後から豊かになる階層の発展に必要なチャンスと条件を提供すべきだ」と強調した。

委員たちは、財政体制の改革と腐敗の防止、炭鉱などでの安全作業の強化、未成年者の犯罪防止、民族地区の発展強化などの問題についても見解を発表し、建設的提案を行っている。

「CRI」より2005年3月11日


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