教育部発行の雑誌「中国大学生就業」は2004年、重慶大学、中央財経大学、中国農業大学、浙江大学、雲南大学など30大学の大学生2万人余りを対象に、「就職したい企業」のアンケートを実施した。調査大学には、教育部直属のほか、省（直轄市・自治区）所属の大学も含まれる。教育部は2001年にも同様の調査を実施している。

調査結果によれば、大学生の憧れの業界は依然として情報技術（IT）・通信業。次いで、金融・保険業、日用品、マスコミ・出版、メーカーなどの人気が高い。就職先を選ぶ時に考慮する要素（将来性、能力を生かせるチャンス、給与や福利厚生面）も、2001年時の調査との大きな違いは見られなかった。

希望就職都市についても、引き続き上海、北京、東部沿海地域、広州、深センなどに人気が集中した。2001年時調査との違いは、人気就職先の第3位が東部沿海地域から深センに替わった点だ。

月給の妥協ラインは平均2390.38元で、2001年時調査の2244.6元を上回り、実際の相場との乖離が続いている。

「人民網日本語版」2005年3月13日