経済の発達した沿海地域の広東省、江蘇省、浙江省、福建省、山東省、遼寧省は、住民の生活レベルもかなり高い。この六つの省の中で、広東省住民の生活レベルのランキングについて、国家統計局の都市部調査総チーム提供の「2004年における都市部住民の調査データ」によると、広東省の都市調査チームは六つの省の都市部住民の生活レベルを比較した。結果、2004年の広東省都市部住民の一人当たりの可処分所得は二位、消費支出は一位となった。
2004年の広東省都市部住民の一人当たりの可処分所得は13627.65万元で、六つの省の中で二位となり、一位の浙江省より918.73元少なかったが、全国の平均レベルより4205.65元、48.9%も多かった。福建省、江蘇省、山東省、遼寧省がそれに続いている。
2004年には、広東省都市部住民の一人当たりの消費支出は10694.79元となり、2003年の二位から一位に上昇し、二位の浙江省より58.65元多く、全国の平均レベルより4205.65元も多いものとなった。福建省、江蘇省、山東省、遼寧省がそれに続いている。
伸びるテンポから見れば、広東省都市部住民の消費ニーズが最も早かった。2004年の広東省都市部住民の一人当たり消費支出は前年同期比11%増となり、伸びるテンポは六つの省のしんがりから一位となり、二位の福建省より0.1%、六位の遼寧省より3.3%高いものとなった。
広東省都市部住民の交通費・通信費、住居費はそれぞれ六つの省の中で最も多いものとなり、1754.12元と1205.12元に達し、二位の浙江省よりそれぞれ335.03元と233.78元多く、23.6%、24.1%高いものとなった。一人当たりの交通費・通信費と住居費はそれぞれ消費支出の16.4%と11.3%を占め、交通費・通信費が二位の浙江省より0.5%高く、住居費で二位の遼寧省より1.2%高いものとなった。2004年に広東省都市部の食料費価格指数が向上し、都市部住民の食料費支出が増え、六つの省の一位となったが、都市部住民のエンゲル係数は2003年の37.2%から37%へと、0.2%も下がり、住民の生活レベルは向上した。他の五つの省のエンゲル係数が次の通り。山東省34.6%、浙江省36.2%、江蘇省40%、遼寧省40.4%、福建省41.6%。
「チャイナネット」 2005/03/15