中国民航西南公司によると、5人のチベット族の学生が中国民航フライト学院での学習生活をとどこおりなく終え、同公司初の大学本科卒のチベット族のパイロットとなり、年内にフライトすることになっている。
チベット自治区の民間航空事業の発展にハイレベルの人材を育成するために、2001年6月、中国民航西南公司は300人のチベット族の大卒から度重なる試験を経て6人の成績優秀なものを選抜した。同年9月から、学生たちは中国民航フライト学院で輸送機操縦の勉強を始めた。現在、5人の学生が中国民航総局の英語の試験にも合格し、飛行学院の卒業証書を取得した。
現在、西南公司は5人のパイロットに対して理論と実習を結びつけた一連のトレーニングを行っている。その後には、シミュレーション操縦訓練に入り、ボーイング734-300型機で42時間のトレーニングを経て、天津で現場トレーニングに入る。すべての訓練に合格すればパイロットの免許を取得することができる。
免許取得は、本当のパイロットになる最初のステップである。100時間のフライトを経た後、サブパイロットになり、300時間のフライトを経て初めて第一サブパイロットになることができ、機長になるのはそれまでに本当のパイロットとしてのフライト経験を積み、さらに熟練したフライト技術を身につけなければならない。
「チャイナネット」2005/03/18