中央政府機関、中央企業・事業体、東部沿海地域の省・直轄市の94人の幹部がこのほど、中国東北部の遼寧省、吉林省、黒竜江省に赴任することとなった。先般、中国共産党中央組織部は北京で、「東北三省に赴任する幹部の座談会」を開催した。
中国共産党中央政治局委員、書記処書記、中国共産党中央組織部部長の賀国強氏は東北三省に赴任する幹部と会見した。同氏は「東北地域旧工業基地の振興は中国共産党中央のおこなった重要な戦略決定である。中央政府機関と経済の発達した沿海地域から幹部を選抜し、東北三省に赴任させる決定は、人材の面で東北地域の旧工業基地振興をサポートする重要な措置である。今回に東北地域に赴任する94人の幹部の平均年齢は43歳未満である。そのうち、33人が遼寧省、35人が吉林省、26人が黒竜江省に赴任することとなっている」と語った。
この94人の幹部の多くは経済・総合部門、中央各企業から選抜されたもので、経済や企業の管理に詳しく、総合的資質が高い。東北地域の遼寧省、吉林省、黒竜江省は仕事の内容かそれぞれの幹部の状況に基づき、省クラス、市(地域)クラス、県(区)クラスの中国共産党委員会・政府機関の総合部門の責任者(サブポスト)や中国共産党省クラス委員会、省政府の副秘書長および専門性のあるリーダーに任命されることになっている。
座談会の席で、中国共産党中央組織部の趙洪祝副部長は東北地域に赴任する幹部たちと見方を交流し、「東北地域の旧工業基地振興戦略の実施を積極的に促進し、体制・メカニズムの新機軸打ち出し、意識の更新、経済建設での架け橋の役割を果たすよう」94人の幹部に要求した。
「チャイナネット」 2005/03/18