長期的な整備によって、一度悪化した中国の黄河下流地域の生態状況は好転している。
黄河は中国で長江に次ぐ二番目に大きな川で、ここ数年、黄河の水量の減少と下流地域の生態環境の悪化に伴い、水生物の数と湿地面積がいずれも減少した。この状況を改善するため、関係部門は行政、法律、経済などの面で措置を講じ、生態環境保護活動に力を入れている。
黄河水利委員会の関係者によると、現在、黄河下流地域では水が河口まで届かない「断流」と呼ばれる現象によって無くなった200平方キロあまりの湿地はすでに回復しており、黄河下流地域内の水生物の種類も徐々に回復しているという。
「CRI」より2005年3月21日