中日両国の有名な女流作家20人が、12日から2日間北京で会合し、伝統文化と風土、生と死に対する想像力、言語の表現力など、中日女流文学の歴史や現状について、幅広く、突っ込んだ議論と交流を行なった。
中国側出席者は、張抗抗、残雪、方方、池莉、陳染、林白、遅子建、徐坤各氏。日本側は、津島祐子、中沢恵、小川洋子、多和田葉子、松浦理恵子、道浦母都子、金真須美、茅野裕城子、中上紀各氏。
現代文学評論家・白Y氏は、中国と日本は文学の社会背景が大きく異なるものの、両国の若い女流作家は、社会や家庭、女性、倫理問題、性の問題などに関心をもっており、芸術的な表現形式や手法など多くの分野で驚くほどの同一性が見られるほか、さまざまな模索の歩みを読み取ることができるなど、対話の必要性を痛感する、との見解を述べた。
中国文学連合出版社は会合にあわせて、「中日女流作家新作大系」を出版した。
「人民網日本語版」2001年9月13日